ぴかイチ今日の一曲

いい音楽との出会いは人生を豊かにする

Jackson Browne - Take It Easy/Our Lady Of The Well (1973)

アイムソーリーといえばヒゲソーリーと続ける。これが昭和のオヤジギャグの習わしでしたが、令和版は「マスク配るのは安倍総理ー」と付け足されているとか。

てっきり死語になってるかと思いましたが、しぶとく生き延びて進化を遂げていたとは。恐れ入りました。

 

それはそうと、ヒゲソーリーといえばブラウン。そこで今回はジャクソン・ブラウン (Jackson Browne) をピックアップしました (流れがテキトーすぎる。。こんな登場のさせ方でゴメン、ジャクソン)。

曲はこのいい加減な流れを正当化するかのごとく、“Take It Easy” でいきましょう。

 

ジャクソン・ブラウンアメリカを代表するシンガーソングライター。日本でも人気があり、浜田省吾尾崎豊などのミュージシャンにも大きな影響を与えています。

 

“Take It Easy” はご存じの方も多いでしょう。『ホテル・カリフォルニア』でおなじみ、イーグルスのデビューシングルにして代表曲の一つです。

実はこれ、ジャクソン・ブラウンイーグルスグレン・フライ (Glenn Frey) の共作で、それぞれ別のバージョンがリリースされています。

私が最初に聴いたのは、このジャクソン・ブラウンのバージョン。イーグルスバンジョーをフィーチャーしたカントリー色の強いアレンジに対し、こちらはシンプルなアレンジにペダルスティールの特徴的な音が彩りを添えていて、だいぶ印象が異なりますね。

途中の歌詞も微妙に違います。

♪Looking for a lover, who won't blow my cover (恋人を探してるんだ、俺を俺のままでいさせてくれる恋人を)

の後、

グレン・フライ

♪She's so hard to find (見つけるのはとても難しい)

と歌うのに対し、ジャクソン・ブラウン

♪She's just a little hard to find (見つけるのはちょっとばかし難しい)

と歌っています。

なかなか粋じゃないですか。こういうところが日本で人気がある理由なのかもしれません。

 

終わり方にも大きな違いが。イーグルスのバージョンは唐突に短調のコードを鳴らして終わるのに対し、ジャクソン・ブラウンのアルバム版は、エンディングの余韻を残したまま、次の “Our Lady Of The Well” とメドレーになっていています。

自分の中では “Take It Easy” といえば初めに聴いたジャクソン・ブラウンの2曲セットが頭から離れず、今に至るって感じですね。

しかしながら、2000年代のライブ映像とか見ると、ジャクソンも ♪so hard to find と歌っていて、エンディングもイーグルス風になってますね (うーん、フクザツ。。)

 

作者ジャクソン・ブラウンによる、アナザー・サイド・オブ “Take It Easy”

有名なイーグルス・バージョンと合わせて、お楽しみください。

 

youtu.be

イーグルスバージョンはこちら

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