アイムソーリーといえばヒゲソーリーと続ける。これが昭和のオヤジギャグの習わしでしたが、令和版は「マスク配るのは安倍総理ー」と付け足されているとか。
てっきり死語になってるかと思いましたが、しぶとく生き延びて進化を遂げていたとは。恐れ入りました。
それはそうと、ヒゲソーリーといえばブラウン。そこで今回はジャクソン・ブラウン (Jackson Browne) をピックアップしました (流れがテキトーすぎる。。こんな登場のさせ方でゴメン、ジャクソン)。
曲はこのいい加減な流れを正当化するかのごとく、“Take It Easy” でいきましょう。
ジャクソン・ブラウンはアメリカを代表するシンガーソングライター。日本でも人気があり、浜田省吾や尾崎豊などのミュージシャンにも大きな影響を与えています。
“Take It Easy” はご存じの方も多いでしょう。『ホテル・カリフォルニア』でおなじみ、イーグルスのデビューシングルにして代表曲の一つです。
実はこれ、ジャクソン・ブラウンとイーグルスのグレン・フライ (Glenn Frey) の共作で、それぞれ別のバージョンがリリースされています。
私が最初に聴いたのは、このジャクソン・ブラウンのバージョン。イーグルスのバンジョーをフィーチャーしたカントリー色の強いアレンジに対し、こちらはシンプルなアレンジにペダルスティールの特徴的な音が彩りを添えていて、だいぶ印象が異なりますね。
途中の歌詞も微妙に違います。
♪Looking for a lover, who won't blow my cover (恋人を探してるんだ、俺を俺のままでいさせてくれる恋人を)
の後、
♪She's so hard to find (見つけるのはとても難しい)
と歌うのに対し、ジャクソン・ブラウンは
♪She's just a little hard to find (見つけるのはちょっとばかし難しい)
と歌っています。
なかなか粋じゃないですか。こういうところが日本で人気がある理由なのかもしれません。
終わり方にも大きな違いが。イーグルスのバージョンは唐突に短調のコードを鳴らして終わるのに対し、ジャクソン・ブラウンのアルバム版は、エンディングの余韻を残したまま、次の “Our Lady Of The Well” とメドレーになっていています。
自分の中では “Take It Easy” といえば初めに聴いたジャクソン・ブラウンの2曲セットが頭から離れず、今に至るって感じですね。
しかしながら、2000年代のライブ映像とか見ると、ジャクソンも ♪so hard to find と歌っていて、エンディングもイーグルス風になってますね (うーん、フクザツ。。)
作者ジャクソン・ブラウンによる、アナザー・サイド・オブ “Take It Easy”
有名なイーグルス・バージョンと合わせて、お楽しみください。
イーグルスバージョンはこちら
ランキングに参加してます