ぴかイチ今日の一曲

いい音楽との出会いは人生を豊かにする

Tom Petty & The Heartbreakers - American Girl

前回の “The Boys Of Summer” で、手数少ないながらも印象的なギターを披露していたマイク・キャンベルが、軽快なストロークを奏でるトム・ペティ&ザ・ハートブレーカーズの代表曲、『アメリカン・ガール』をご紹介します。
 
彼らのファーストアルバムからのシングル曲であり、代表曲の一つ。
70-80年代の洋楽って、イギリスかアメリカかみたいな構図があって、トム・ペティ&ザ・ハートブレーカーズはアメリカンロックのバンドでありながら、イギリスっぽいと友人が言ってたのを思い出します。
この『アメリカン・ガール』は、題名通りアメリカンな香りしますが、他の曲含めて全体的に見ると、サウンドもトムのボーカルも、ちょっとひねりが効いていてイギリスで人気が出たのもわかる気がします。
 
曲はアップテンポのノリの良いナンバー。
オープニング含めて何度か登場するギターストロークが心地よいです。
私はライブバージョンでこの曲知ったので、ホーンセクションが入ってコーラスも華やかなライブバージョンがお気に入りです。
 
さて、個人的に注目のマイク・キャンベルのギターですが、終盤ギターソロの最初の方は彼らしく音数少なめですが、後半は速弾きしてます!
当然速くも弾けるけど、ここぞというとき以外はあえて多くは語らないみたいな、その辺のバランス感覚が素晴らしいですね。
派手さはないのですが、ツボを押さえた演奏が玄人好みというか、味のあるギタリストたる所以でしょう。
 
トム・ペティがこの世を去って早6年。
今となっては、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの勇姿を生で見ることができないのは、返す返すも残念です。