ぴかイチ今日の一曲

いい音楽との出会いは人生を豊かにする

Billy Joel - Miami 2017 (Seen The Lights Go Out On Broadway) (1981)

先日の、Hootie & the Blowfishの“Cracked Rear View”が中古で100円、John Cougar Mellencampの“American Fool”が200円(お買い上げ)で売られていた話よりずっと前のアナログレコードの時代のこと。

 

1980年代初頭、当時高校生だった私は、レンタルレコードか中古レコードのお世話になりっ放し、というかそれで育ったようなものでした。disk unionにて、初めて買った洋楽のアルバムは、Billy Joel (ビリー・ジョエル) の “Songs In The Attic” (『ソングズ・イン・ジ・アティック』) でした。

なぜこれかって?

それはもちろん、安かったから。

このLPは、盤質にもよりますが、300円か400円ぐらいで良質のものが手に入ったので、これは買うしかないなと。在庫もいっぱいありました。

 

自分もそうですけど、たぶんみんな、ビリー・ジョエル初のライブ盤が出ると聞いて、すごく期待してたと思います。

ところが、このアルバムには、いわゆるヒット曲が一曲も入っていない。それもそのはず、タイトルの「屋根裏部屋の歌」に象徴されるように、大ブレイクする前の初期作品のライブバージョンを意図して集めたものなんですね。

当時高校生の洋楽シロートの私としては、正直、『ストレンジャー』『素顔のままで』『オネスティ』といった代表曲も聴きたかったですが、その願いは、後の1985年リリースの『ビリー・ザ・ベスト』まで待つことになります。

そういったこともあって、セールス的にはさほど伸びず、中古市場を賑わせてしまったのも仕方ない部分はありました。

しかし!

ビリーのこの選曲は正しかった。

レコードに針を落とし、この曲の、近未来的を感じさせるシンセサイザーのイントロに続いて繰り出される、流れるようなピアノの旋律を耳にした瞬間、「買ってよかった!」と思いました。アルバムの一曲目って、こういう風に感じること多いです。ビールを一口飲んだ瞬間に「生きててよかった!」と感じるのと同じ感覚ですかね (?)

もちろん、二杯目、じゃなかった、二曲目以降も美味しくいただきまして (酔っ払ってんのか?)、愛聴盤として長い付き合いになりました。

 

皆様方におかれましても、是非ビリー・ジョエルのピアノ・ロックの魅力が存分に詰まったこの曲をご試飲 (だからビールじゃないって)、もとい、ご試聴いただき、お気に召された方はアルバムにも手を伸ばしていただければ幸いです

(急にかしこまってどうした?やっぱり酔っ払ってんのか??)

 

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