前回はゲイリー・ムーアの泣きのギターを堪能していただきましたが、泣きのギターという言葉の源泉はここなのではないかと勝手に思ってます。
George Harrison (ジョージ・ハリスン) が作った The Beatles (ザ・ビートルズ) の “While My Guitar Gently Weeps”
今日は The Jeff Healey Band (ザ・ジェフ・ヒーリー・バンド) のカバーバージョンをお楽しみいただきましょう。
Jeff Healey (ジェフ・ヒーリー) は盲目のブルース・ギタリスト。膝の上にギターを横たえて弾く独自のスタイルから、魂のこもったプレイを連発。盛り上がってくるとそのスタイルのまま立ち上がって弾くという、唯一無二の芸当を見せてくれます。
”While My Guitar Gently Weeps” は、彼のバンドの2枚目のアルバム “Hell To Pay” に収録されています。原曲の作曲者ジョージ・ハリスンもアコギとバッキングボーカルで参加している、本人公認のカバーバージョンです。
当時ジェフ・ヒーリーは日本でも注目されていて (私もレーザーディスクまで持ってました)、その勢いそのままに、熱い演奏を聴かせてくれていますね。泣きのギターというよりか、全編通して情熱的に弾きまくっている感じがします。
残念なことに、ジェフ・ヒーリーは2008年に41歳でこの世を去っています。ブルースは歳を重ねるほど味わい深くなるイメージなので(個人の感想です)、生きてたらどんな演奏を聴かせてくれたのか。
どの世界にもタラレバはありませんが、本当に惜しまれます。
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