“You've Got A Friend” に続いては、キャロル・キングがソングライターとして名を上げた、“The Loco-Motion” (『ロコモーション』) をおとどけしましょう。
歌うは、アメリカン・ハードロックの雄 Grand Funk Railroad (グランド・ファンク・レイルロード)。グランド・ファンク、ここでは2回目の登場ですね (1回目はコチラ) 。
『ロコモーション』は誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、ポップスのスタンダード。オリジナルは、リトル・エヴァ (キャロルキング夫妻のベビーシッターをしていたらしい) が1962年にリリースしたもの。
それから12年の時を経て、グランド・ファンクがロック色豊かに新たな彩りを加えたのが、このバージョンです。
いやぁ、これはカッコいい。けど、これをこのアレンジで演るのか、という驚きの方が強かったかも。
冒頭ハンドクラップからのアカペラ歌唱。男声のみのコーラス♪C'mon baby do the loco-motion だけで男臭さ全開、その後ギター、ベースが加わり一気にヒートアップ。 Mark Farner (マーク・ファーナー) のギターソロは楽譜にするのが難しそうな独特のリズムを刻み、まさにグランド・ファンクならではの味わい。
グランド・ファンクは「ダサい」「イモっぽい」とか昔言われてましたが、私は好きです。
直球勝負でいいじゃないか!
ポップなダンスチューンが、骨太なオトコのロックに生まれ変わった異色の秀作。
音楽批評に踊らされることなく、ダサいかどうか、自分の感覚でジャッジしてほしいです。
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